『子宮恋愛』は
作者:佐々江 典子(ささえ のりこ)先生
ジャンルは女性漫画・ヒューマンドラマ
完結しています
まだ、映像化はされていませんが、そのうちドラマか映画になるのではないかと思っている作品の一つです。
多様な選択肢がある今でも、
大人の女性にとって、恋愛、結婚、出産、仕事どれも避ける事の出来ない話題ですよね?
時期よっては、そのすべてにおいてうまくいかずに苦しい思いをすることもあると思います
『子宮恋愛』は主人公の苫田まきを通して、その苦しい思いに共感したり、自分の弱さを思い知ったり、、、
気になる、まきの人生の決断をまとめてみました
子宮恋愛、まきのお腹の子は結局誰の子?
『子宮恋愛』のまきが妊娠した時、誰の子なのか気になりましたよね?
まきが妊娠したのは結局誰の子なのか?
妊娠したまきは、お腹の子は山手さんの子だと信じて疑いませんでした。
そして、まきの妊娠を知った恭一も自分の子だと信じて疑いませんでした。
え!?結局、誰の子なのか、、、?
まきは、恭一が自分の子だと疑わない様子を見て、
離婚届をとりに行った時に無理矢理、恭一が入ってきた事を思い出し、
恭一の子である可能性を考えます
まきがその事を山下さんに打ち明けた時に
山手さんは黙っていましたが、自分はパイプカットをしていて、子どもが出来ない事を打ち明けます
まきは、自分の子では無い事を知っていた山手さんにショックをうけるのでした、、、
私は、山手さんが漫画の最初でも結婚式に出席した際の花嫁さんと
結婚前に関係があり、妊娠したことを告げられても
自分の子だと思っていない様子だったのと
避妊をせずに女性との関係を持つことがあった様子を見て
まさかと思っていましたが
予想で的中、山手さんはパイプカットしていたからでした!!
私が思う山手さんの印象と避妊をしない事がどうしても一致しなかったので
なるほど!!って感じでした
でも、まきからしたらショックですよね?
モラハラ夫との子どもを望んでいた時は出来なくて
好きな人との子どもが出来た!!と喜んでいたら実はモラハラ夫の子だったなんて、、、
でも、まきが私の子!!と言い切ったところはとても良かったです
私も、「私の子」には強く同意します、間違いない!!
父親が誰であろうとまきの子であることには間違いないし
離婚しても、山手さんと一緒に居られなくなっても
「私の子」を大事にしたい気持ちがつたわって
私は、まきが強くなった気がして嬉しいシーンでした
ちなみに、パイプカットしていたとしても子どもが絶対出来ないというわけではなく
確率としては限りなく0に近くはありますが
2000分の1の確率で自然妊娠の可能性があると言われているそうです
子宮恋愛、主な登場人物
『子宮恋愛』の主な登場人物を紹介いたします
苫田 まき(とまた まき)
主人公:自分の意見をはっきり言えないタイプの女性
初めて付き合った恭一とそのまま結婚
恭一の言いなりで自分も仕事をしているのに家事など身の回りの世話を全部こなし
家事に文句を言われても「ごめんなさい」と謝る
現状に満足はしていないが、諦めた感がある、、、
苫田 恭一(とまた きょういち)
まきの夫:学校の先生 子どもは嫌いな様子
かなりのモラハラ夫、まき一人で家の事を全部していてそれを当然と思っている
全部の家事をしていることへの感謝の言葉は無いが、文句は言う
大学時代に寄島に好意を寄せていたが、、、
思い通りにならない寄島より、御しやすいまきと付き合いそのまま結婚
山手さんにもビビッて何も言えなかった、かなりのビビリ
山手 旭(やまて あさひ)
日系ブラジル人でまきの会社の同僚
ブラジルで育っているので、感覚がだいぶ日本人離れしている
カッコイイのでモテる、ブラジル人らしく?セクシーなお尻が好きなようす
まきは好みのセクシーなお尻とは違うが、
最初、自分の気持ちをはっきり言えないところにイライラ
しかし気になって、かまっていく内にまきが大事になる
寄島
まきの大学の先輩(恭一の元カノ・不倫相手)
元々美人だが、大学卒業後整形かなり整形
望み通り金持ちの男性と結婚も、満たされない気持ちがある
恭一の好意を利用したり、結構やりたい放題だが憎めない人物
夫の関心を引くためにした事が、思うような結果に結びつかない不満がある
子宮恋愛の結末は?
『子宮恋愛』の結末は
まきは恭一と無事に?離婚が成立
恭一は高校教師を辞めて、実家に戻り、塾講師として働いてました
まきは会社に山手さんとの不倫がバレて居づらい環境にはなっていました
しかし、どちらかが辞めないといけないならと山手さんが会社を辞めて
まきはそのまま会社に残り、働いています
現実ではなかなか難しい事かもしれませんが
私はこのことが、まきが強くなった気がして嬉しかったです
山手さんは会社を辞めて、ゆっくりしてまだ働いてはいませんでしたが
お金は心配しないでと言っていたのでお金には困っていないのでしょう
シェアハウスは出ていないようですが、まきの部屋にずっといるので
子どもが生まれたら狭くなるから、もう少し広いところに引っ越しをしようかな?
とまきが楽しそうな未来を考えて終わったのですが
私としては、アレ?
ここで終わり?
となってしまいましたが色んな選択肢があっていいので
ここで終わりがちょうどいいのかもしれないなと思いました。
子宮恋愛、感想
『子宮恋愛』を読んだ感想としては
まきの夫・恭一のモラハラ夫ぶりがマジでヤバイ!!
話が進んでいくにつれて異常さがどんどんわかってきて、サイコパスかよ!!と思う程でした
私はそんな恭一が初めて付き合った男で、他の男性を知らないのまま結婚したまきが
恭一にも本心を言えないまま過ごすのはすごくあり得そうなことだと思いました
最初は真面目なまきは他を知らないので、恭一がおかしい事に気づかないのかな?
と考えましたが、もしかしたら、おかしいと思いつつも、
自分の夫がおかしいとは思いたくなかったのかもとも考えました
あとは、変化することへの恐怖と諦めでしょうか、、、
私も少しぐらいの違和感は我慢して過ごしてしまう気持ちがよくわかるので、、、
ただ、その違和感に気づいてしまったら一緒にはいられませんよね?
まきがその違和感に気づいて、恭一と離婚を決意したときはよくやった!
自分の気持ちを大切にするって大切だよ!と心の中で拍手をしました
そして、山手さんがカッコイイ
悪い男な感じなんだけど、優しくて、まきと付き合い始めてからがとにかく優しい
そして、余裕がある感じが本当にカッコイイんです
語彙力なくて申し訳ないのですが、とにかくカッコイイ
まきが惚れてしまう気持ちがよくわかります
離婚が成立していない状態で付き合うので、不倫になってしまいますし
私は、大前提として不倫は良くないと考えていますが
恭一に改善の余地は無いし、我慢して夫婦を続けるよりも
山手さんと付き合って、幸せな気持ちを持てる方が重要だと私は思います
そしてたとえ、山手さんと別れることになったとしても、
流されたとはいえ自分で決めて流されたまきは後悔しないのではないかと思います。
人生は思い通りになんて行かないし
なんでこんなに色々重なるのかと投げ出したくなることもあるし
苦しくて後悔する場面なんていっぱいあるけど
自分の選択で決めていけば、
良かったところも見つけられるし、苦しさと後悔を引き受けて
改善策を考えて、起動修正しながら生きて行けばいいんだよな~
と『子宮恋愛』を読んでいたら改めて強く感じました
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